商店街の活性化の相談をよく受ける。
既に、商店街の活性化に関わってから二十数年になる。
全国的に商店街は抱える問題は同じである。
大規模小売り業の出現により昔ながらの商店街は存続が危ぶまれる。
これも時代に流れと言えば流れである。
しかしながら、これまで、何とか活性化を維持してきた商店街を見ると
必ず、カリスマ的リーダーシップを持つ人がいた。
多くの一家の主の集合体のなかで、意見をまとめていくのは至難の技である。
ときには、強引に企画を進めていかないと何も進まない。
地域のために、労力をかけるカリスマが必要なのである。
先日、中国の杭州で、商店街の活性化で大成功している事例を見た。
全ての商店街の店舗を一旦、出ていってもらい、
宋時代の商店街に、コンセプトや外装などを整え、観光ストリートとして
復元し、新たに店舗を入れ大活性化している清河坊である。
真に商店街を活性化させようとするならば、これぐらいの思い切った決断が必要である。
日本でも、ぜひ、どこかの商店街でこうした思い切った取り組みをしてほしい。
今では、多くの観光客が押し寄せ、家賃が倍価となっている。